鶴田真由さん来社!『リクウ』に寄せる想い


週末、自宅でくつろぐ私がブログ更新のため
PCを起動させてびっくり。

                                                                            • -

差出人:waruconi
宛先:okada, katie
送信日時:2006/10/14 22:43
件名:鶴田真由さん

『リクウ』編集部に鶴田さんがやってきました。

「私、こんな雑誌の世界に憧れちゃいます」
と言っておられました。

私の書いた編集長マニフェエストを読みながら、
うんうんと深くうなずいてらっしゃいました。

                                                                            • -

なんだこのメールは!
以下、延々と思いっきり自慢されたー!


極め付けが添付されてきた写真↓


本物です。お美しいです。
殺伐とした編集室で色校をながめる姿すらサマになってます。


「なにか居心地のいい空間ですね」とおっしゃって
waruconi氏とお茶を飲みながら、ゆっくりお話されていったそう。


「もともと自然が好きで、旅も好き。
 地球のいろいろなところを旅してきました。
 けれども最近、この年齢になって初めて、
 もう一度しっかり日本のことを知りたい、
 足元にある文化を学び、再発見したいという気持ちが
 強くなってきたところなんです。
 そんな私の気持ちにぴったり」


どうですかそこのお兄さん。
あんな黒髪和風美人にこんなこと言われてしまっては。
読むしかないでしょう、『リクウ』。


waruconi氏からの伝聞につき、真偽のほどは不明ながら……
こっちが恥ずかしくなるくらい褒めてくださってます。


「第1号は、10月末に発売なんですね。
 たとえば、こんな企画はどうですか?」


と、なんと突発的に次号の企画会議まで始まったとか。
「いんやぁ〜、素敵な方でしたよ〜」と
思い出しただけで目尻ゆるみっぱなしの編集長でした。


しかし、多忙な女優さんが、いったいどんなつながりで!?


巷で話題のwaruconi氏のウワサを聞きつけてわざわざいらした!
……なんてことはもちろん、ありません。
鶴田さんはドラマのロケ撮影のために来社され、
出番待ちの間に『リクウ』の内容に興味を持たれて
waruconi氏を訪ねたということでした。


そのドラマとは、10月31日放映の『バカラ』(日本テレビ系列)。
主演の鶴田さんは、女性編集者(!)という役どころです。


そしてこのドラマにも『リクウ』が深〜く関わっているのです。
どんな撮影内容だったのか……。
次回も、写真つきレポートでお届けします!

コヤジあらわる

こんにちは。10月は異動の季節。
私は変わらず『婦人公論』編集部ですけれど、
お隣の机に書籍局から先輩が引っ越してきたり、
連載担当の引き継ぎがあったりと、ぱたぱたしています。


そんな中、届いた一通のメール。
『リクウ』編集部のシミズさんが、忙しい合間をぬって
waruconi編集長の似顔絵を描いて送ってくれました。



なーごーむー。
でも、実物より、ちょっとかわいく描きすぎじゃない!?
ワル感・オヤジ感を抑えたマイルドな仕上がり。
似てるかどうかは、皆さんのご想像にお任せします。


そういえば、なんと今週末、
女優・鶴田真由さんが編集部にいらしたそうですよ!!!?
どういうことでしょう。
気になる続きは、waruconi編集長に突撃インタビューしてきます。

先日、のれんとアロマで和のムード満点の
新雑誌『リクウ』編集室について書きましたよね。
ちょっとした用があって昨日、久しぶりに訪れてみると



うわっ、き、キタナいっっ!!
新雑誌編集室、発足当初のあのエレガントさはいったい何処へ……。
入稿作業の真っ最中、テンパってる様子が伝わってきますね。


ちなみにこの後ろ姿こそが、waruconi編集長その人。
「ブログ用の写真を撮らせてください」と言ったのですが、
何やらメモをとる手は休まらず……ブレてしまった。


「ここ数日で何時間、寝られたかなー」とのこと。
不眠不休の作業をささえるエスプレッソのデミタスカップはともかく
錠剤の壜が写っているのが気になります。大丈夫なんでしょうか。



誌面も、ぼちぼちカタチになってきた様子。
いろんなページのレイアウト・ラフが壁に貼り出されています。
どれどれ。やっぱり全体的に色使いが渋〜い感じですね。


さて、気になる中身は……
編集長から「ちょっとだけよ」とお許しが出たのでズーム・アップ。



おお! ミスター結婚できない男阿部寛さんのグラビア!
その下にある不思議な写真は、森村泰昌さん! 新作!?
奥の赤文字は「脳と森と私、茂木」……あ、茂木健一郎さんですね!
そして象徴的な「自然を神の座に戻す」という言葉は、池澤夏樹さん!


もっか、執筆陣から届いた原稿をどんどん流し込んでいるところだそう。
巻頭コラムのレイアウトや、対談の写真なども並べられていました。
続報が届きしだい、ブログでもお伝えしたいと思います。

オレの森


中央公論別冊『リクウ』の第一号。
その巻頭特集は「森に抱かれて生きる」がテーマです。


われらがwaruconi編集長にとって「森」とは、いったい?



おれは週末になると、
10万キロ以上走ってるVOLVOで森に行くの。
たまたま山の家があって、
それは実はおれの友達の家なんだけど、
やつは永遠の海外赴任者だから、いないんだな。
だから管理を兼ねて森にいく。
そこで人工ではない自然の世界を1時間だけながめる。
あるいは感じる。
それだけでなんだかハッピーなの。
それだけ。
パスタつくってみたりもするんだけど、
本当は、そんなことしなくてもいいんだ。


ええー!?
waruconiさん、別荘もってたんですか!?
初耳でした。


ふだん会社で働いてる姿しか、知らないからなぁ。
オトナの男はこうやってオン/オフを切り替えるのですね。


自然の中でゆっくり流れる時間、
ほんの少し手を伸ばせば届く場所にあるのだけれど、
都会で忙殺されているとそのことを忘れがちなもの。


お友達の代わりに週1日だけ「森の人」になる。
なんとも優雅な休日の過ごし方ではないですか。


この話を聞いて「クルマのCMみたい」と
思ってしまった私は、想像力・行動力ともに貧困かも……
部屋で寝てばかりの週末をどうにかしたいものです。


編集長の「オレの森」あればこその、このテーマ。
あなたの生活に、「森」は足りていますか?


『リクウ』第一号ではさまざまな著名人が誌面に登場し
自分なりの「森に抱かれて生きる」暮らしについて
語ってくださいます。目次はコチラ↓
http://cm.chuko.co.jp/~ckoron/ri-ku-u/contents.html

“リクウ”って何ですか

神無月。そろそろノースリーブは寒くなってきましたね。
雨が降ると、その冷たさに季節を感じる今日このごろです。


そして、いよいよ中央公論別冊『リクウ』の発売月になりました。


前回はタイトル・ロゴをご紹介しましたが
そもそも「リクウ」ってどんな意味なんでしょうか?
入稿作業も佳境、社内を飛び回っているwaruconi編集長に
由来を聞いてきましたよ。



リ・ク・ウ、
陸・空・海。
りく・そら・うみ
を和語と漢語でちゃんぽんにした
タイトルです。


……とのことです。
日本の豊かな自然を軸にした雑誌タイトルなんですね。


もちろんokadaをはじめ社内の人間は
ずっと以前にその意味を教わっておりました。
というのも、新雑誌のためのタイトルは、
大々的な「社内公募」をおこなって決定したもの。
たくさんの応募案の中から、最終的に、
waruconi氏が一番思い入れを持っていたタイトル候補
「リクウ」でいくことになったのです。


私okadaも、いくつか案を出してみたんですけどね。
「やっぱりリクウがいいんじゃない? …リクウ…」と
語感をたしかめるように何百回も唱えているwaruconi氏の
いつになく(失礼)真面目な表情に、
「編集長、こりゃ本気だな」と思ったものです。



さいしょ、陸羽という中国の茶聖を
イメージしてたんだけど
その音だけいただいて
上のように解釈した、と。

陸・空・海って
漢字で書くと、なんだか自衛隊みたいだね。
どちらかというと「新日本様式」を意識したタイトルです。
http://www.japanesque-modern.org/


大陸から、島国日本へ。
ジャパニーズ・モダンを提唱する『リクウ』、
次回は特集テーマ「森に抱かれて生きる」について、
取材内容もちょっとずつ解禁していきます!!

 waruconi観察日記 〜タイトル・ロゴ編〜

自分のブログほったらかしの『婦人公論』okadaです。ども。
 → http://d.hatena.ne.jp/fujinkoron/


騒々しい『婦人公論』編集部の向かいから
特設ルームへ移動した中央公論別冊『リクウ』編集部。
開け放たれたドアには「のれん」がかかっていて、
なにやらアロマも香り、すずしげな秋風の気配を感じさせます。


……部屋の中は修羅場でぐらぐら煮え立っているかもしれませんが。


先週末からこの『リクウ』編集部の前には
幾つかの「表紙デザイン候補」が貼り出されていて、
廊下を行き交う社員たちが
気に入ったデザインに投票していくことになっています。


完全オープン、公明正大な多数決方式。
こんな大事なことをこんなシンプルな方法で決めてよいものか、
リベラルなwaruconi編集長ならではのアイデアと言うべきか。


営業サイドからは「書店で目立ちそうだからコレ!」とか
書籍サイドからは「ここルビふったらどうですか?」とか、
それこそ新入社員から各部署の部長まで思い思いの感想を書いていて、
鉛筆書きの濃さでもって、思い入れが伝わってきます。


そんなこんなで、表紙は未定につきまだまだお見せできませんが
タイトル・ロゴはもう発表してよいそうなので、以下にどどんと!





いかが……ですか?(発表するこちらもドキドキします)
イメージにぴったり? 予想していたのと違う?


公式サイトは「明朝体メイン」でつくっていますが、
タイトル・ロゴに限ってはゴシック体っぽいものになりました。


そしてこの、がちがちに堅い印象ではなく、
適度に気の抜けた感じが「リクウ好み」ということです。
どことなく人が書いたようなのあたたかみもあって……


そうそう、手書きといえば、このタイトル
悪筆の人がしたためると「ソクウ」とか「リワウ」とか
読めてしまうのが、ちょっと難点だったりします。


たった今さっきも、自転車便のメッセンジャー
思いっきり大声で「ソクウの編集部どちらでしょう!」と
訊いてきたもので、フロア一帯が脱力、、、、
「Ri-ku-u」です! 地味だけど読み仮名も書いてあります↓





雑誌が世に出て浸透するまで、
しつこく名前を呼び続けて、
定着させてあげる必要があるようですね。


声、出してこー!





……ところでそもそも「リクウ」ってどういう意味?
というのはまた、次の機会に。

 waruconi観察日記 〜自己紹介編〜


こんにちは、『婦人公論』編集部のokadaです。
 → http://d.hatena.ne.jp/fujinkoron/


10月31日に創刊が予定されている中央公論別冊『リクウ』。
着々と準備が進んでいるようですよ。


中央公論新社で新雑誌の創刊をめざした動きが具体化するのは、
じつに13年ぶりのこと。社内でも、誰もが興味津々。
雑誌編集局の中でも『婦人公論』と『リクウ』の準備室はちょうどお隣同士で、
にわかに賑やかな雰囲気が漂ってきていました。
もっとも『リクウ』編集部は先日、もっと静かな別フロアへ移ってしまいましたが。
(隣の『婦人公論』が騒がしすぎたのか……?)


さて、編集長に就任したwaruconi氏は、
中央公論』『婦人公論』や『GQ』、JALの機内広報誌『ウィンズ』の
編集部などに在籍していた、私たちの大先輩。
新雑誌にかける意気込みを伺ってきました!



■まずは自己紹介をお願いします


名前:こにしかつひろ
生年月日:1958.5.21
『ALWAYS 三丁目の夕日』の舞台となった昭和33年生まれ、
年男48歳。
この世に生を受けて初めて真面目に仕事してます……。
なれないことするとビョーキになるよ。

「初めて真面目に〜」のくだりについては後輩からはノーコメントです。
ま、創刊準備に大忙しの様子が伝わってきますよね。ははは



■『リクウ』読者となる皆さんへ、一言お願いします


人生50年、ただ惰性で生きてきただけの私なので
別にいうことなどありません。
「ヨノナカついでに生きてる(c)古今亭志ん生
ことがいいと思います。
生きよ、堕ちよ、っていった人もおりました。
成り上がりより成り下がりのほうがいい。
地球は人の命より重い、とか。


……思いつきで書いてる感じまんまんですが。
でも、ついでに生きてる、っていい言葉ですね。


天に向かって咲く花もあれば、地に向けて頭を垂れる枝もある。
巷にはオヤジたちをターゲットにした商品が溢れていますが、
「かっこよく年をとる」って若作りのことだけではないのでは?
なんて考えてしまいます。「生きよ堕ちよ」は坂口安吾ですな。


年齢の壁を超えたカルチャーマガジン『リクウ』では、
読者のキーワードとなるのは「これから成熟する世代」。
10代でも20代でも、60代でも70代でも、男だって女だって、
今よりも魅力的な自分を目指していくならば
自然と「成熟」という言葉が浮かんでくるはず、とのことです。
なるほどね。


「地球は人の命より重い」のココロについては、
おいおい、じっくりと訊いていきましょう。



次回は、雑誌タイトル『リクウ』の語源やロゴの発表、
編集長のデスクまわりやファッションチェックも予定。
見たい人がいるのかどうか知りませんけど……お楽しみに!